OG NOW(活躍する同窓生)

Vol.04 大西絹恵さん

−夫の転勤に伴い2000年からタイで生活される大西さん。新しい生活環境に溶け込むよう努力されていること、コツなどがありますか?

頭を柔軟に。その土地での習慣、常識は初めから自分のそれとは違ったところがあることを充分に認識しておくことです。当たり前のことですが、その土地の言語習得は大きな助けになります。とは言うものの私のタイ語はお恥ずかしいような現状ですが・・。ニューヨーク、トロント、バンコクと三度目の海外生活になりますが、何よりもそれぞれの場所でよい教会に属せたことが一番の助けとなりました。人とのつながり、情報交換、助け合い、そして心の平安。恵みです。

−タイでの教会生活についてお聞かせください。

私の所属する教会ECB(Evangelical Church of Bangkok)は、約40カ国の異なった国籍を持つ超教派キリスト者の集まりです。エイズ孤児施設、スラム救済、出稼ぎ労働者職業訓練、雇用斡旋、売春婦救済、山岳民族教育施設、迫害にある国々のキリスト者救済及びリーダーの育成等々、仏教国とは言え比較的宗教の自由が許されているタイにおいて積極的に支援活動しています。(www.ecbbangkok.org)
2004年の津波の時は、翌日からPhang Nga県Khao Lakの被災地に宣教師のグループが救援に赴きました。International Victim Coordination Centerを開設。被災された人々とその家族、遺族とを結ぶ役割を果たしました。NGO(World Relief、Food For Hungry、Youth With A Mission)とタイの教会、タイにおけるInternational Churchと共に、We Love Thailandという組織を立ち上げ、2年に渡って様々な救援活動を続けてきました。ECBはHFHと共同で、託児所を兼ねた4つの幼稚園、波の恐怖から遠ざけるため海の見えないCommunity Play Groundを建設。サマーキャンプには300人の若者が(ECBからは50人程)参加して、現地の学校造り、子供たちとの交流を通して癒しの体験をしています。
 
現在は多くの救援グループが去っていくなか、Step aheadという組織が作られ援助を続けています。職業訓練(英語、ドイツ語、コンピューター、ホテルなどでの接客、調理等々)が主な働きです。もし日本から援助して頂けるなら、資金援助はもちろんのことですが、人材派遣も大きな恵みになります。日本語、日本料理、庭や遊び場造り、何よりも子供達やその家族との交流が人々の励みになります。興味のある方はご連絡下さい。また www.stepaheadmed.org でも情報が得られます。英和の高校生には2週間程グループで来られることをお勧めします。

−こどもたちに英語を教えていらっしゃるとか?

1年ほど前から英語とピアノを教え始めました。対象は小学生3〜6年生くらい。英語もピアノもそれぞれの子供にあった教材を手作りしています。低学年の子供達を教えるのは初めてで、いかに楽しく興味を持たせて学習させるかがチャレンジです。3月には子供たちに骨組みを考えさせた芝居(脚本は私)を演じてもらう予定です。子供たちの想像力と吸収力には目を見張るものがあります!

−英和で学んだことは大西さんにどのような影響を与えてくれましたか?

海外生活が通算15年を超えますが、英和で学んだ英語を初めとする外に目を向けた教育と、心の内に目を向けたキリストの教えが、現在の私の生活の礎になっています。人との良い関係はまず神との良い関係から。英和時代に入信し蒔かれた小さな種が今、神様の恵みによって少しずつ成長し実を結びつつあることを感謝します。
マレーシアの戦場で家族や親族を日本兵に殺された姉妹と膝を交え聖書を学ぶ、肌の色言語も異なる40カ国からの兄弟姉妹方と共に同じ主を賛美する、それは天国の先取です。与えられた大きな恵みに感謝し、またその恵みを様々なかたちで分かち合うため、主にあって歩みを続けたいと思っています。

ECB教会のホームページ
http://www.ecbbangkok.org/
Step aheadのホームページ
http://www.stepaheadmed.org/